日本茶文化を築地から世界に発信!
老舗海苔屋が抹茶スタンド『MATCHA STAND MARUNI』をオープン

中央卸売市場が豊洲に移転してからも変わらず賑わいを見せている東京・築地場外市場に2018年11月1日(木)、 日本茶専門店『MATCHA STAND MARUNI(マッチャスタンドマルニ)』がオープンする。

 

海苔のプロが仕掛ける抹茶スタンド

 

運営を行うのは、創業から100年を迎える老舗海苔専門店「伊藤海苔店」の4代目・伊藤信吾さん。伊藤さんは、千葉県市川市で海苔専門店を営むかたわら、小学校や地域センターなどで海苔講座を行い、おいしい海苔を伝えるための活動もしている海苔のプロだ。

昭和時代の伊藤海苔店の従業員

実は、お茶と海苔は保存方法がほぼ同じで、茶箱や缶などの保存容器も似ていることから、お茶屋が海苔を、海苔屋がお茶を販売するという商習慣が昔から存在していた。
伊藤海苔店でも昔から煎茶や抹茶の扱いはあったが、店頭には出さずひっそりと販売することが多かったのだという。
そのような背景があり、海苔屋が抹茶スタンドをオープンするというのはなんら不思議ではないのだ。

 

伊藤さんは、伊藤海苔店が店舗を構えている築地場外で抹茶スタンドをオープンすることへの意気込みをこう話す。

 

「伊藤海苔店で業務用として取り扱ってきたお茶を、築地を訪れる人にも気軽に体験してほしいです。そして、食に携わる自分のような若い世代が築地で商いを学び、育んでいくことで、築地の伝統や文化、日本の食文化を守っていきたいと思います」

写真中央右が伊藤さん。築地波除神社の祭りにて

 

築地流コミュニケーションでお茶を届ける

 

メニューは看板商品の抹茶をはじめ、煎茶、ほうじ茶、玄米茶などが揃い、きび糖シロップを使った抹茶ラテや抹茶アイスなども販売。さらに、抹茶碗、茶筅、茶杓などの茶道具、急須や鉄瓶、茶葉の販売も行う。

全国から取り寄せた茶道具が並ぶ

伊藤さんは、築地流の密なコミュニケーションによって築地を訪れる国内外のお客さんにお茶を提供していくという。

 

「試飲として店頭で抹茶を丁寧に点てて出していきます。言葉の壁を越えて目の前で実演し、実際に試飲してもらうことで、その味わいや見た目の違いや作り方などについて少しずつ正しく理解してもらいたいと考えています」と伊藤さん。

築地界隈には現在、「うおがし銘茶」、寿月堂の「丸山海苔店」、「川内園」といった老舗の日本茶専門店が店を構えている。日本茶の伝統が息づく築地に『MATCHA STAND MARUNI』のような新たな店が誕生することで、築地発の茶文化が発展し、”築地”が日本茶文化の発信地になる日が来るかもしれない。

 

「築地にお茶しにいこう!」

 

そんなフレーズを、来たる新時代に聞いてみたいと思う。

 

 

店舗情報
住所 東京都中央区築地4-14-18 妙泉寺ビル101
営業時間 9:00~15:00
定休日 水・日曜・祝日

Editor

  • 三浦一崇
  • 三浦 一崇
    Kazutaka Miura

    NewTitleディレクター。雑誌編集者として5年、PR会社で広報マンとして3年、メディアの仕事に携わってきた経験を生かし、ジャーナリズム精神を忘れず、お茶のおもしろいことを発信中。

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